お祓い5

朝の目覚めは如何ですか?朝、目覚めたら少しの時間でも良いですから、必ず窓をあけましょう。朝窓を開ける事が風水の鉄則です、窓を開けることで一日の「気」「運」を部屋に取り込むのです。良いエネルギーを運んできてくれます、澄んだ空気を部屋いっぱいに取り入れてみましょう。朝はなかなか時間が無いために皆大切な事を忘れています、なるべく習慣付けましょう、きっと良い一日が始まります。よく部屋を見てくださいと言われ訪ねていくと、何だか知らないお香だか、香水だか匂いがする部屋に通されます。その人の趣味だと思い余り気にもしないのですが、行く先々でお香や香水の匂いがするので「良い匂いですが何ですか?」と聞くと、香水かお香を焚くと良い「気」「運」が部屋に来ると風水の本で読んだとの事。私の勉強したところ、風水に匂いの定義はありません。その著者の考えで風水学をお書きになっているのだから否定するものでもありませんが、匂いは様々虫や汚れに繋がる事だけは間違いないと思います。そんな物に頼らないで窓を開け良い「気」「運」を取り込めばいいんです。お金も要らないし掃除も楽だし、先ずは朝一番に窓を空け、顔を洗い、歯を磨き、トイレに行き、という事を毎日習慣でやっていれば、「知らず知らずのうちに風水を取り入れ流す事でお祓いをしているのです。」とお教えしています。私が必ず聞くのが「何がダメですか?」です。すると必ず言われるのが「金に恵まれません。」そうですね、お金が無いと何も出来ませんね、「今の世の中お金に支配されているからです。」皆お金があれば(しあわせ)になれると考えているのです。間違ってはいないけれど、お金は(しあわせ)になる道具でしかないのです。人生で必ず必要なものが三つ有ります。1.お金2.(しあわせ)3.健康、だけど私達の手は二つしかありません。皆さんは何と何を選びますか?私の学生時代の友達は、1.お金を選び次に選ぶのを考えたあげく、2.(しあわせ)を選びました、本人に聞きました「後悔しないな」と何十年か経って彼は、50歳が来ることなく健康を害し亡くなりました。でも彼は(しあわせ)であったと後に聞きました。最後は全て自分自身が決断し決めるのですから人のせいには出来ないのです。何十年も前も現代も「金が中心主義」だけは同じです、それは民主主義の証です。大いなる業、成金主義の業、は金ばかり追いかけるから気持ちが駆り立てられ、その人間の判断決断を鈍らせ、周りの人達を寄せ付けなくなります。そうなると本人は孤独になるのです。だいぶ前に経済界の土光さんに言われたことがあります、「法経持(ほうけいもち)は一生涯孤独である」と、私はまさか土光さんともあろう方が、私に冗談を言っているわけではないだろうと黙ってその後の話を聞いていましたら、案の定「法・弁護士、裁判官、士業の方達。経・経済界の方達。持・金持、成金」と教えて頂きました、今言った連中は友達もつくれないし家でも何も話をする事が出来ない、じっと人生を黙って全うする運命の人間だと。このメンバーは選ばれた人達だから孤独を全うしなければならないと教えて頂いた。土光さんは話の中で陽明学者・安岡正篤氏を崇拝されていて、今話した事を忘れなかったら、君はこの中に入る事が出来るぞと仰ったので、今ここに書いています。安岡氏は風水学も勉強されていて、最後に土光さんは一途に金の事だけを考えると折角自分に向かって来ている「気」の流れを止めることになる。だから来た「チャンス」をモノにする事、「気」を止めないで「金」を預かるという謙虚な気持ちが良い結果を招くと教えて下さいました。なぜ私がそのような方とお目にかかりお話しする機会が持てたかといいますと、当時私は、横綱輪島関の運転手兼、マネージャーをさせていただいておりました。皆の食事の席や宴席に同席させていただき、色々有難いお話を聞かせていただきました。今でも教えて頂いたお言葉は忘れていません。次の世代に必ず伝えます。