お祓い(正月)

  お正月の行事・神事に欠かせないのが風水です。どの家も必ず玄関に門松を飾りますね、それから、鏡餅を飾ります、それはどの家庭でも「年神様」(としがみさま)をお招きするためにするのです(下記に書いてある通り)。
相撲を例に見てみますと、今でも風水を取り入れています。その前に相撲と言えば皆さんご存知ですか?行司の姿を見ても分かる通り全国の神社で見られる、神主(神職者)の衣冠(イカン)を着ている格好に似ていませんか?昔は神社で奉納相撲が行われていたので公平を喫する為に、その神社の神職が審判(行司)をしたのです。土俵を見てどう思いますか?

 土俵(wikiぺディアより)

(○)とは永遠に力尽きるまで周り、体の中の(悪・あく)を出し切り真人間になり、勝ち負けに関係なくへとへとになった所で二人協力して神様にお仕えするという事。と我が住職から聞いています。体の中の全てのモノを出し切らないと神様にお仕え出来なかったのですね。
風水には・西・・北の四方向を守る霊獣を崇拝する発想があります。それらは、東の青龍、南の朱雀、西の白虎、北の玄武からなっています。の色はの色は、西の色は白、北の色は黒だとされています。
      
青龍の意匠を施した瓦(wikiぺディアより)                 朱雀の意匠を施した瓦(wikiぺディアより)

  
白虎(高松塚古墳の壁画)                     玄武(高松塚古墳壁画)共にwikiぺディアより

この言われている色を東西南北に置くと幸運を得られるとされている為、相撲にもこの色が取り入れられています。又相撲は土俵上で真剣にその人間の持てるを出すが為に、怪我をする事があります。そんな怪我の無いように上記の風水(色)が取り入れられているのです。一年のねんは()みのりの意味です。月は「満月」から次の「満月」迄の意味です、「」は基準になるという意味で、「お正月」とは一年の始まりの「」を意味します。「お正月」に何故「おめでとう」と言うのか、「年神様」(としがみさま)が家々に訪れて、鏡餅に宿り祝福して下さる事について「愛(め)でたい、賞(め)でたい」と言う意味です。鏡餅は何処にお供えするか、「年神様」が宿り、新しい年を生き抜く力を与えて下さる場所、「大切な場所」は和風の家では床の間、神棚です。床の間や神棚が無い家は応接間のテーブルの上、玄間、台所、風呂場、トイレ等に飾りましょう。余り豪華な鏡餅は必要ありません。もし身内に不幸があっても「鏡餅」はお供えします。外に向かって行う「年賀状」や「お祝い事」は慎みます。新しい年の「パワー」「」「」「生命力」を戴くという一年の区切り「」の祝いごとですので、喪中に関係なく毎年お迎えします。鏡開きはいつかご存知ですか?鏡開きは通常1月11日に行います。お供えした「鏡餅」を戴いて、新しい年を(しあわせ)で、無病息災(健康)に一年を過ごそうというのが主旨です。地域によっては1月4日7日15日20日の所もあります、早く戴くのは一向に構いません、鏡餅と七草を食べて一年を健康に過ごして貰いたいと思います。上記にも書いてある通り、西に白いモノを置くと良いと書いてあります、それは金運に良いのです。皆さんが必ず発する言葉「ツイているのか、ツイていないのか」とか「今年はツイて貰いたい、昨年はツイて無かった」とか「全然ツカない、ちょっとはツケよ」とか、言った事ありますよね。そういう時は、人間皆落ち込んでいる時とか、何をやっても自分の思い通りにいかない時に「ツイてない」と発するのです。全て自分の思い通りに行っている時「何も考えないでしょ、考える余裕」が無いのです、其の事について一生懸命打ち込んでいますから。ツクとは「」が「幸運」が自分の思い通りに「味方する」事をいうのです。じゃあどうすれば「」がツクのか、自分は「」が良い人間だよと「認め」自分自身が「納得」する事です、そうすれば「必ず、現実」がそのようになるのです。風水では「思い」や「行為」を「如何に、どうやって」運んだかで、あなたの周りに漂うエネルギーを「いい気分」をつくり出します、あなたの周りを漂うモノが「良い運」なのです。前にも言いましたように、「」は変える事が出来るのです、それはあなた次第です。だから「良い運」を引き寄せて下さい。良い正月を迎え「今年はツイていた」と言って戴ける事が、私達は一番嬉しいのです。私達は「お手伝い」をしているだけですからね。今年は「辰年」で、我が住職の言葉、昨年から今年にかけて「卯辰(うだつ)の上がる」一年になる事を祈願して挙げろ、であります。今年は決して「ツイてない」と言わないようにしましょう。