現代帝王学 (姿勢)2

日本大学生産工学部 マネジメント工学科
非常勤講師 渡邉 幸雄

 大学を卒業して社会人になり、社会からどの様な教育を受けてきたか「審判」をされる。
  その時、学生時代に勉強や帝王学をちゃんと身に付けていないと変な「レッテル」を張られる。良い「レッテル」を張られるなら良いが中々良く見てもらえない、入って右往左往しているからであります。
 でもそんな右往左往している時こそ、その人間の姿勢が見えると言われています。

 1.素直な人間か 2.声が大きいか 3.体力はあるか 4.元気か 5.テキパキ動くかの5つを観察しています。

 会社の上司にとって部下とは以上の5つがあれば大豊作であります。何年かしたら又評価が違ってきます、それは一番気を付けなければいけないのが「お金」に対しての姿勢です、世の中で一番難しく厳しいのは「お金」であると思われます。
 世の中で絶対且つ必要だからです。

 一例を見てみると、ある団体からの講演依頼があり他府県に新幹線で出張したと聞く、現地にて旅費、出演代金の精算をしていただく為に領収書をお渡ししたら、講演の代表幹事の方から、先生この領収書は「新幹線の自由席」の代金の領収書ですが,とお聞きされた、先生は「はいそうですが」との返事、代表幹事の方は「新幹線自由席の金額で宜しいのですか」と聞かれたら、先生は「はい、宜しいです」と言われたと、代表幹事は色々の先生方に講演をお願いしているが「新幹線の自由席」でお越しの先生は初めてですと「次回からはグリーンで起こし下さい」と言われたら、その先生は「ありがとう御座います、私はまだれてないし何処の誰だか分からない、もし他の先生方と同じようにグリーンの領収書を出したら、これだけ大きな団体さんに一人ぐらいは必ずいます」「あの先生、誰、売れてもいないのにグリーン席10年早いと」この言葉に近いことを言われる方が何処でもいます、又居ないと可笑しい。
 言われるから「グリーン席でなく自由席に」したのではなく、今置かれて居る自分の立場をかみ締める為と、「頑張ろう」という自分に対しての姿勢からです、と言われた。
 黙って出した領収書を見る人が見れば分かるのです、この方はどの様な性格の方か又どの様な人間かも。良い姿勢を行っていれば必ず「」は分かると思います。くれぐれも気を付けよう「誰も見ていない領収書」「領収書お喋りだよ」。

 次は「仕事に対しての姿勢」この姿勢は大学で教えてもらうことが出来ます、

 1.入社した動機―会社に対してどの様な気持ちを持っているか。
 2.会社の上司に対する対応、挨拶、言葉使い、相手を思いやる気持ちをどの様に出せるか 、
 3.生きがいを見つけているか、

 この姿勢を自然に出せるかで「評価」が決まります。
 それはこのホームページに書いてある事を「忠実」に考え行動すれば自ずと前が開けて来ます。又大切な大学の授業を聞いていれば必ず身に付きます。
 私達教師が必ず学生達の身に付けさしてもらいます。